時間配分と管理が重要です。1級の1次試験は100分間で短文(単語)、読解穴埋め、

読解長文、英作文を解かねばなりません。私は、英作文に最低30分かけ、残りの70分を短文(単語)

25問で15分、読解穴埋め2題で15分、読解長文3題で40分に配分するようにしています。

但し、これは目安であり、読解が早く片付けば、英作文に充てるようにしています。


英作文に最低30分かけるのは、そうでないと満足のいく作文が書けないという

実戦経験によるものです。英作文は配点の25%を占めており、読解問題

(23%)よりも合否への影響が大きいのです。しかも、採点者の主観が入るので、論旨だけでなく、

読みやすさなどについても慎重な対応が必要です。


5分くらい時間を割いてリスニング問題の先読みをする人が居ます。

私は二つの理由で反対です。

@読解問題は文字数が多く、穴埋めと長文を読みきって、納得のいく形で正解を選ぶことは

至難の業です。ただでさえ時間が足らなくて苦労するのに、ほかの事に割けば、

ますます読解で正解を見つけることが難しくなります。どれも中途半端にしか読めなくなり、

家に帰ってじっくり読めばできるのに、試験会場で力が発揮できないというパターンに陥ります。


A問題の先読みは意味がなくはないのですが、それは、リスニングが始まって

最初に流れる試験方法の説明のときに、説明を無視して先読みすればいい話です。但し、

せいぜい3問か4問くらいまで目を通す程度です。

大体、先読みしても、内容を記憶することは難しく、頭の中が混乱するか

間違った先入観が邪魔して聞き間違いをするのが落ちです。余計なことはせず、

読解問題をぎりぎりまできっちりやりきることが合格への道です。


時間配分と管理が重要なのは、もうひとつ理由があります。

それは、心の安定と冷静さを保ち、実力を出し切るためには、時間のマネジメントが必須だからです。

ひとつの問題に時間をかけすぎると、気がついたら残りの問題を解く時間が不足し、

大慌てで取り組むことになり、あせってしまい、日頃の力が発揮できなくなります。

不合格者にはこの傾向が多く見受けられます。


試験開始前に、短文15分、穴埋め12分、長文43分、英作文30分などと時間配分を考え、

試験開始と同時に、問題用紙の余白にこれをメモし、5分おきくらいに進捗を

チェックするといいでしょう。時間に追われるのではなく、時間を管理していくのです。

こうすることで、集中力が増し、合理的な書き方や読み方を工夫するようになります。


穴埋め2題、長文3題全部を解くと時間不足でどれも中途半端にしか読めなくなり、

軒並み半分しか正解できないといったケースが出てきます。そうであれば、初めから、

穴埋めを最初から1題、もしくは2題捨て、残りをきっちり読み込んで8割以上の正解を得るほうが

特になります。


読むスピードにもよりますが、穴埋めが得意な人は、穴埋めを温存し、

その代わりに長文を一つ落として12〜15分稼ぐ手もあります。いきなり6点減になりますが、

じっくり読んで正解率を上げればカバー可能です。