英検1級の位置づけ

・英語難関3大試験の一つ(英検1級、通訳案内士、国連特A級)であり、社会的評価が高い

・合格者は、通訳案内士試験の1次試験英語免除特典あり(2006年度制度変更。社会科は要受験)

・合格者は、一般的に、TOEICで900点台がコンスタントに取れる実力を有する

■英検1級の特徴(2004年度から新傾向に変わり、より実用的になった)

・1次で、読む、書く、聞く、2次で、話す能力が問われ、4つの能力をバランスよく問う試験

・リスニングと英作文で、配点の55%を占める。単語に強くて読めるだけでは合格できない

・リスニングは、パート1から4まであり、リスニング能力を多面的に問われる

・英作文は、完全記述式で、論理構成が問われる

・読解は、学術的、時事的なものが中心

・単語は、短文の中で、一つ一つの単語の正しい使い方を理解しているかを問われる

・時間配分が大切である(推敲する余裕は無い)

■一次試験:

点数
リスニング 3430
英作文 2825
読解 2623
単語 2522
113点100%

■二次試験:

下記の4つの分野について採点されます。

Section 1 (SHORT SPEECH)30点

与えられたトピックについて主要な点とその根拠をまとめ、首尾一貫したメッセージを組み立てる能力評価

Section 2 (INTERACTION)30点

質問に対する応答と会話を継続する能力を評価

Section 3 (GRAMMAR AND VOCABULARY)20点

幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用する能力を評価

Section 4 (PRONUNCIATION)20点

正確な子母音の発音・音変化、適切なアクセント・イントネーションを運用する能力を評価

※スピーチのトピックは、5種類の中から1つを選びます

■試験日

一次二次
2008年第1回 06/1507/13
2008年第2回 10/1911/16
2008年第3回 01/2502/22

■受験データ:英検ホームページから引用

年度1級準1級 2級準2級3級 4級5級合計
志願者志願者 志願者志願者志願者 志願者志願者志願者
合格者合格者 合格者合格者合格者 合格者合格者合格者
200421,94868,615 305,411496,464726,343 534,918338,5882,492,287
2,1367,881 68,196185,238382,695 386,927288,6541,321,727
200522,03368,614 316,323514,158714,901 524,358329,0272,489,414
1,9498,462 74,608187,407372,605 370,310277,9801,293,321
200624,07671,211 318,099509,872698,490 505,108322,0732,448,929
2,45610,198 69,987183,655375,472 359,897272,1141,273,779

■級別、最年少合格者、最年長合格者(2006年度)

第1回検定第2回検定 第3回検定
-年少(歳)年長(歳) 年少(歳)年長(歳) 年少(歳)年長(歳)
1級1066 1064 1070
準1級970 970 872
2級776 578 674
準2級576 478 578
3級479 579 576
4級481 384 378
5級385 385 388

■TOEIC,通訳案内士試験、国連英検との違い

・TOEICは、元々、アメリカに移民する外国人の英語力を判定するための試験であり、

日常使うレベルの英語力を、読解とリスニングに分けて判定します。

問題数が多くて忙しいですが、文章としては特に難しいものはありません。

偏差値で判定され、文章はビジネスレターやホテル内のパンフレットなど、実用的な内容が中心です。

・通訳案内士試験は、独立行政法人 国際観光振興機構が主催する、

いわゆる通訳ガイドの資格試験であり、2005年度から制度が大きく変化しました。

日本に来る外国人観光客を観光地に案内する職業につく人の適正を問う試験であるため、

一次試験では外国語と社会科(日本地理、日本歴史、一般常識)の試験が行なわれます。

日本語の要素が大きく、読解問題(日本の特質に関する内容が目立つ)の日本語訳や、

日本的事象を表す特殊な単語(野点、襖、皇居など)の配点が大きいですが。

リスニングはありません。

合格者は2次面接で日本的事象に関する質問に外国語で答え、また、人物考査も行なわれます。

・国連英検は、日本国際連合協会が主催し、外務省後援。試験では、国連組織と活動に関する知識も問われます。

英作文は日本の国際貢献など、国連の活動に関連するものが出題されます。

読解問題は、幅広い分野から出題され、とにかく問題の分量が多く、こなすのに苦労する試験です。リスニングはありません。

二次試験は面接官との質疑応答形式で進められ、国連の活動、日本と世界との関わりなど、

幅広い教養、国際感覚、自分のしっかりした意見を問われます。